AGURI UCHIDA

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研究紀要・制作ノートのための覚書 vol.1 ハイヒールと絵の始まり


武蔵野美術大学研究紀要へ寄稿をすることになり、2019年5月に武蔵野美術大学美術館で開催した展覧会「内田あぐりーー化身、あるいは残丘」へ出品した新作「残丘ーあくがれ」 についての制作ノートのための覚書、vol.1-vol.13までをブログ上に記す。

随時、文章は加筆、訂正をする。

2018年2月から2019年3月末までの約1年以上の制作記録となる。

写真は内田あぐりの撮影によるもの。

2018年2月8日撮影

 「残丘ーあくがれ」の作品は2018年2月にはすでに紙を貼り終えて、下塗りを始めていた。紙は雲肌麻紙の5尺×7尺判(裏打ちドーサ引き)を使用、パネルサイズは一枚が194,0cm×130,0cm、を6枚。はじめに一枚のパネルのサイズに和紙を裁断し、6枚のパネルに水張りをした(全て自身で行った)。おそらく、1月中には水張りを終えていたように記憶している。


1月には大方のエスキースもできていたが、当初は横画面で考えていた。

多分、横画面の同じ大きさでもう一点制作する予定であった。

エスキース上段はあくがれのためのもの、下段は沖縄の久高島でのスケッチ。


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